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テクノロジー公開:

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』をScreenXと4DXで上映、映像と座席演出を拡張

270度の映像と、動く座席、水、風、香りなどを同期させる二つの映画館フォーマットで公開された。

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アバター ウェイ・オブ・ウォーターのScreenX版ポスター
画像:CJ 4DPLEX公式発表より(報道引用)

CJ 4DPLEXは2022年12月6日、映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』をScreenXと4DXで12月16日から上映すると発表した。20th Century Studios、Lightstorm Entertainment、James Cameronとの協業で、通常のスクリーンを越える二つの上映形式を用意した。

左右の壁まで映像を広げるScreenX

ScreenXは正面に加え、客席左右の壁にも映像を投影する。視野を270度へ広げ、海中や飛行の場面で周辺までパンドラの景色が続くようにした。すべての場面を単純に引き伸ばすのではなく、専用に編集した区間で左右の映像を追加する。

左右の映像は、正面映像のコピーを横へ伸ばしたものではない。CJ 4DPLEXの制作チームが作品側と協力し、ScreenX用に場面を選んで追加映像を構成する。通常上映では画面外になる範囲を側面へ広げ、海中の広さや飛行時の周辺視野を客席全体で感じさせる。

全編を三面にすると、物語上見せたい中心や字幕への集中を妨げる場合がある。そのためScreenX区間と通常の正面上映を切り替え、空間の広がりを強調する場面で三面を使う。対応館には左右の投影面と複数のプロジェクターが必要で、一般スクリーンへ作品データだけを配れば成立する形式ではない。

発表時点でScreenXは38か国、349館以上に導入されていた。同じ作品データを対応劇場へ配信できる一方、三面の位置と明るさを揃える設備が必要になる。

水や風でパンドラの環境を伝える

4DXは座席の傾き、上下、振動に加え、風、水しぶき、霧、雪、照明、香りなどを映画の進行へ合わせる。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』では、水中移動、空中飛行、戦闘といった場面に身体効果を割り当てた。観客自身が移動しているように感じられる一方、効果の強度や刺激への配慮も必要になる。

同期データは上映館で即興操作せず、制作段階で場面ごとのタイミングと強さを設計する。映画本編の編集を変えず、座席と場内設備を追加の表現層として使う方式だ。

座席と21種類以上の効果を同期

4DXでは、座席の動きと振動に、水、風、雪、照明、香りなどを加える。編集担当者が映画の場面に合わせて効果の強さとタイミングを設定する。発表時点の導入数は69か国、783館以上だった。

三面映像と動く座席を同時に使う

4DXScreenはScreenXの三面映像と4DXの身体効果を同じ上映室へ導入する。発表時点では世界42館で稼働しており、両方式の単独導入数より少なかった。左右の投影、可動座席、環境効果を一室にそろえるため、設備条件も大きくなる。

この二つの形式は、作品そのものをLBEへ作り替えるというより、映画館という場所の設備を使って家庭視聴との差を広げる。ScreenXは視野、4DXは身体感覚を担当し、同じ映画に異なる入場商品を作る仕組みである。

ScreenXと4DXを同じ劇場に入れた4DXScreenも42館で稼働していた。家庭配信と同じ映像作品でも、劇場に固有の広い視野と身体効果を加えることで、来館する理由を作る方式である。