Game Voltが「Battle Arcade」を発売、LED床で12ゲームをセルフサービス提供
6人対応のフルカラーLED床に12ゲームを搭載。端末案内、壁連動モード、分析機能を備えるFEC向けエンタメデバイスだ。
英国マンチェスターのGame Voltは2026年8月25日、身体を動かして遊ぶゲームデバイス「Battle Arcade」を発売した。足元のフルカラーLED床が、映像表示と操作入力の両方を担う。発売時点で12本のマルチプレイゲームを収録し、最大6人が同時に遊べる。主な導入先はFECやアーケード、ボウリング場などだ。
製品ページは、床全面に背景や標的、キャラクター、得点を描ける点を特徴に挙げる。ゲームごとに床の見え方とルールを変え、同じ設置面を複数タイトルで使う。構成は3種類で、基本モデルはLED床と案内キオスクを組み合わせる。上位構成ではスコア画面やバートップ、押しボタン式の壁面装置を追加できる。寸法と価格、各構成の標準機器は公開されていない。
床だけで完結するゲームと、壁を使う4モード
床だけで遊べる主なゲームは次の5本だ。
- 「Retrace」では、消える経路を記憶してゴールを目指す。
- 「React」は、指定された色のタイルを取り合う。
- 「Stomp」は、標的を踏みながらレーザーを避ける協力型ゲームだ。
- 「Backfire」では、体の動きでパドルを操作する。
- 「Barrage」は、床を流れる得点を踏んで集める。
いずれも走る、踏む、跳ぶといった動作を入力に使う。
壁を追加した構成では、さらに4本を選べる。「Pulse Pace」はリレー形式で床のタイルを消し、立入禁止エリアを避ける。「Quick Draw」は壁を移動するマーカーを押す反射神経ゲーム。「Word Rush」では発声された単語を壁と床のタイルでつづる。「Symbiosis」は2人で床と壁のタイルを同時に押さえる。製品ページに名前が載るのは計9本で、残る3本の名称とルールは公表されていない。
支払い、案内、更新を一つの運用に組み込む
利用者はキオスクで支払いと案内を済ませ、プレイへ進む。複数の決済システムと連携し、タップ・トゥ・プレイにも対応する。ヘッドセットやトラッカー、投影機は使わない。機器の配布・回収や充電、プロジェクターの校正は不要になる。ただし、必要な人員は会場の広さや構成、来場者の動線によって異なる。同社が掲げる「スタッフ不要」は、常駐案内の負担を減らすという意味である。
コンテンツは追加配信を前提とし、新作や季節キャンペーン、ライセンスIPを使う体験を加えられる。運営者向けのデータ分析画面もあるが、取得項目と外部システムとの連携範囲、利用料金は明らかにされていない。Game Voltは、北米での導入データを基に投資回収が最短6カ月になる可能性を示す。導入先名や販売価格、稼働率など計算の前提は公表していない。
価格と投資回収の計算条件は非公表
同社は投資回収まで最短6カ月と説明しているが、販売価格と設置費、想定する利用料金は開示していない。1組当たりの利用時間や営業時間、稼働率も不明だ。導入先が回収期間を計算するには、これらの条件に加えて更新料金と保守費用を確認する必要がある。