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テクノロジー2026年6月23日

Versailles宮殿、米独立革命を追体験するパススルーXRを開始

Versailles宮殿の「Light of Liberty」が、実空間を見ながら外交や海戦へ参加する15分の歴史XRを展開します。

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宮殿内で歴史場面を重ねて見るパススルーXRの編集部制作イメージ
画像:LBE Magazine編集部制作

Versailles宮殿とYalla.Digitalは2026年6月23日、米国独立250周年に合わせたXR体験「Light of Liberty」をPavillon d'Orléansで開始した。2027年1月31日まで、8歳以上を対象にフランス語と英語で提供する。料金は単独券が7ユーロ、宮殿のPassport券利用者も追加7ユーロとなる。

実在する宮殿を見失わずに物語を重ねる

15分の体験は1回30〜40人に対応する。参加者はLafayette、Benjamin Franklin、Louis XVI、Marie-Antoinetteらに関わる外交交渉、海戦、複数のインタラクティブ場面を巡る。物語の視覚的な軸には、宮殿のGallery of Battlesに展示されるLouis-Charles-Auguste Couderの絵画「The Siege of Yorktown, 17 October 1781」を用いた。

Yalla.DigitalのパススルーXRは、ヘッドセット越しに実空間を確認しながら高精細な3D復元を重ねる。完全な仮想空間へ置き換えず、文化財の場所性とデジタル演出を同時に保つ構成である。

編集部の見方:文化財の文脈を画面で覆わない

歴史的建築でXRを使う利点は、設備による恒久的な改変を抑えながら、現在は見えない人物や出来事を戻せる点にある。ただし情報量が多すぎると、来場者は実在する部屋を見なくなる。現物の絵画や関連展示へ体験後に誘導し、仮想場面と収蔵品を往復できる設計が重要になる。