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ニュース2026年9月12日

中世都市を歩くVR「Compostella Expeditio」、スペインで会期延長

Afundaciónが、2,500人超を集めたフリーロームVR「Compostella Expeditio」を10月末まで延長する。

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「Compostella Expeditio」で再現された中世のサンティアゴと参加者
画像:Afundación提供(公式発表より、報道引用)

スペインの文化財団Afundaciónは2026年9月8日、サンティアゴ・デ・コンポステーラで開催中のVR体験「Compostella Expeditio」を10月31日まで延長すると発表した。9月9日に最初の会期を終えた後、短い休止を挟んで9月23日から再開する。

同財団によると、最初の会期には2,500人を超える来場者が体験した。延長後は、祝日を含む月曜から土曜まで、12時〜14時と17時〜20時に提供する。チケットは外部の販売サイトで取り扱う。

800年前の街を約20分かけて歩く

体験時間は約20分。参加者はVRヘッドセットを装着し、現在の会場があるRúa do Vilarから約800年前の街へ移動する設定で、中世の通りや広場を歩く。

再現の対象は12世紀末から13世紀初頭のサンティアゴ・デ・コンポステーラだ。栄光の門の工事用足場へ上がり、当時のオブラドイロ広場を眺める場面や、市場で暮らす人々の様子を体験できる。参加者は進む方向を選び、道具などの物体と触れ合う。

制作チームは建築資料や研究を参照した一方、空間は史料をもとにした芸術的な再構成であり、当時の街をそのまま記録したものではない。発表によると、歴史調査に1年、デジタル制作に4年を費やした。

少人数が同じ仮想都市を共有

「Compostella Expeditio」は、参加者が会場内を歩くフリーローム型のVR体験だ。1人でも参加でき、少人数のグループは同じ仮想空間を同時に共有する。作中には最大50人の人物が登場するが、同時参加できる来場者数とは別の数字である。

サンティアゴを拠点とするMaxinaが制作し、Empiriensが配給する。Afundaciónは制作を支援し、自らの文化施設で開催している。歴史文化を題材にしたコンテンツを、専門のVR施設ではない文化拠点へ導入した事例となる。

2,500人超という来場実績は延長判断の背景として示された。ただし、初回会期の日数、販売座席数、稼働率、延長分の販売目標は公表されていない。来場者数だけから収益性や運営効率を評価することはできない。