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ビジネス公開:

Infinity ExperiencesとExcurioが提携拡張、宇宙VRを世界の会場へ配給

「Space Explorers: THE ISS Experience」をExcurioの運用基盤へ統合し、国際展開を加速する。

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VRヘッドセットを装着した3人の参加者と、地球の上空に浮かぶ宇宙飛行士を配した「Space Explorers: THE ISS Experience」のキービジュアル
画像:Infinity Experiences、公式発表より(報道引用)

PHI Studioの配給・運営ブランドであるInfinity Experiencesと、フランスのExcurioは2026年5月15日、既存の協業を広げると発表した。対象は、宇宙VR作品「Space Explorers: THE ISS Experience」の国際展開だ。買収や両社の統合ではない。作品をExcurioのフリーローム型没入体験プラットフォーム「LBXR Pulse」に組み込み、各地の会場運営者や興行事業者へ届ける。

作品をLBXR Pulseへ統合し、会場への導入経路を広げる

発表によれば、LBXR Pulseは大規模な自由歩行型VR体験向けの技術基盤である。今回の合意によって同作はExcurioのインフラと国際ネットワークを利用でき、新しい地域の会場や、規模のある没入型コンテンツを探す運営者へ提供される。Infinity Experiencesのエリック・アルバートCEOは、Excurioの技術力と国際的な展開力によって新市場への進出と運営者向けの機会を広げると説明する。Excurio共同創業者のファビアン・バラティ氏も、制作者の作品を大規模に展開することをプラットフォームの狙いに挙げた。

Excurioが会場事業者向けに公表している仕様は、この発表の実務的な背景を示す。同社が想定する自由歩行空間は600〜1,000平方メートルで、最大130人が同時に体験できる。会場には機材やシステムを提供し、設置後の保守も担う。集客や空間演出についても支援するという。2026年8月時点で同社は35拠点・16か国、累計400万人超というネットワーク実績を示している。これらはLBXR Pulseを含むExcurioの事業全体の公表値であり、「Space Explorers: THE ISS Experience」単体の会場面積や来場者数ではない。

ISSで撮ったシリーズを、複数人で歩く体験へ

対象作はFelix & Paul StudiosとPHI Studioが制作し、TIME StudiosおよびNASAとの協力で制作されたエミー賞受賞シリーズを基にする。Felix & Paul Studiosによると、原シリーズは国際宇宙ステーションで2年にわたり撮影し、8人の宇宙飛行士の任務に密着した全4話の没入型作品である。Infinity Experiencesは、この素材を会場内で体験する作品として2021年にモントリオールで世界初公開した。公式発表は、北米とアジアでの来場者が累計50万人を超えたとしている。

作品は、導入と保守を担うInfinity Experiencesのプラットフォームを通じて会場へ提供される。発表時点では新しい開催都市、開業日、契約条件、料金、会場ごとの運用仕様は公表されていない。両社は新たな開催地を今後発表するとしている。

新しい開催都市は今後発表

Infinity Experiencesは作品の配給と運営に携わり、ExcurioはLBXR Pulseと国際的な会場網を提供する。発表で示されたのは、この役割分担によって「Space Explorers: THE ISS Experience」の提供地域を広げる方針である。

一方、新しい開催都市や開業日はまだ明らかになっていない。会場ごとの面積、体験時間、料金、同時参加人数も未公表だ。両社は今後、新たな開催地を発表するとしている。北米とアジアで累計50万人超を集めた作品が、Excurioの既存拠点へ入るのか、新設会場で展開されるのかは続報を待つ必要がある。