TRAVERSE、フランスの映画館・文化施設でVR作品を定期上映
Diversionなど4団体が、映画館でのVR一斉上映と文化施設内のインタラクティブ作品を組み合わせる「TRAVERSE」をフランスで開始した。
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フランスのVR配給事業「TRAVERSE」が2026年10月7日に始まった。映画館で複数の来場者が同時にVR作品を見る上映と、文化施設のホールや通路で体験するインタラクティブ作品を組み合わせる。
TRAVERSEは9月17日、Diversion、Futura Cinema、Art Explora、HACNUMの4団体による事業として開始日を発表した。フランス政府の投資計画「France 2030」にある「文化イマーシブ・メタバース」公募の支援を受けている。
映画館の上映枠へVR作品を組み込む
映画館向けのプログラムでは、参加者がヘッドセットを装着し、同じ作品を一斉に鑑賞する。文化施設では、ホールや通路などの空間にインタラクティブ作品を置く。どちらもスタッフによる案内を設け、機器の扱いに慣れていない来場者も参加できる運用を想定している。
事業は3年間で3シーズンを展開し、プログラムを2カ月ごとに更新する計画だ。単発の展覧会や映画祭に限られてきたVR作品を、既存の文化施設が定期編成へ取り込めるかが焦点となる。
配給、会場開拓、来場者案内を4団体で担う
DiversionはVR作品の国際配給を手がける。Futura Cinemaは映画館の新規事業を支援し、Art Exploraは巡回型の文化事業を運営する。HACNUMはフランスのデジタル文化分野をつなぐ業界ネットワークだ。
TRAVERSEは、作品の配給だけでなく、上映設備、会場網、来場者への案内を一つの枠組みにまとめた。公式発表では参加施設名、料金、各回の定員を一括では示しておらず、会場ごとの案内で確認する形となる。