「The Unreal Garden」がフェニックスへ、AR体験をボウリング施設に導入
Verse Immersiveが「The Unreal Garden」をフェニックスで公開。ボウリングと飲食を備えたFECへ、歩いて巡るAR体験を導入しました。
Verse Immersiveは2023年9月14日、AR作品「The Unreal Garden」をアリゾナ州フェニックスで公開すると発表した。開業日は同年9月28日。会場は810 Billiards & Bowling Phoenixで、ボウリングや飲食を提供するファミリー・エンターテインメント・センター(FEC)の中に専用区画を設けた。
Verse Immersiveは、それまで米国内の複数都市で単独拠点を展開していた。展開先にはオーランドとサンフランシスコがあり、デンバーとシカゴでも提供していた。フェニックスでは既存のFECへ入る形を選び、開業時のチケットはEventbriteで販売した。発表資料に営業期間と終了日は記載されていない。
幻想的な庭をグループで探索
参加者は透過型のARディスプレイを装着し、現実の会場へ重なって見える植物や生き物を追いながら歩く。作品はいくつかの場面に分かれている。幻想的な風景を進み、動物へ働きかけ、パズルと課題に取り組む構成だ。
AR映像の背後には実際の床や壁が見える。参加者は同じ区画にいる家族や友人の姿を確認し、会話しながら進められる。発表では「ホログラフィック体験」と表現しているが、技術を開発したEnkluは複合現実のコンテンツ制作・運用会社である。使用するディスプレイの製品名と台数は明らかにされていない。
「The Unreal Garden」に登場する動物は、来場者の行動に反応し、それぞれ異なる振る舞いを見せると説明された。ただし、作品の所要時間、同時参加人数、対象年齢は発表資料に記載がない。メガネを使用する人や車いす利用者への案内も未公表だった。
宇宙と魔法を題材にした別作品も展開
Verse Immersiveは「The Unreal Garden」のほかに、「Star Walk」と「SightCraft」を主力作品として紹介していた。「Star Walk」は太陽系を巡り、各天体を近くで見ながら科学的な解説を聞くAR作品である。
「SightCraft」では参加者が魔法使いとなり、呪文を使って標的を狙う。得点とランキングがあり、進行に応じて新しい能力が使えるようになる。2023年9月の発表は、この2作品をVerse Immersiveの既存作品として紹介している。フェニックスで開業日に体験できる作品として明記したのは「The Unreal Garden」だった。
ボウリングや飲食と一緒に選べる体験
810 Billiards & Bowling側は、Verse Phoenixを同都市で体験できる独占拠点だと説明した。ボウリング施設のどの部分を改装したか、AR区画の面積、導入に伴って撤去した設備があるかは公表されていない。Verse Immersiveと810の契約期間、初期費用、売上の分配方法も発表には含まれていない。
料金と利用条件は発表資料に記載なし
2023年9月の発表で確認できるのは、開業日、会場、作品内容、チケットの販売先までだ。料金、営業時間、所要時間、対象年齢、同時参加人数は記載されていない。会場を訪れる際には、810 Billiards & Bowling PhoenixとVerse Immersiveの現行案内を確認する必要がある。