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施設公開:

Blume StudiosがCharlotteに没入型アート拠点を開設

Charlotteの旧鋳造所を転用したBlume Studiosの開業構成、初期プログラムと地域連携を公式発表から検証する。

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Space Explorers: THE INFINITEのバナーと宇宙飛行士の立体装飾があるBlume Studiosの入口
Blumenthal Arts提供、公式発表より(報道引用)

米ノースカロライナ州Charlotteで芸術事業を行う非営利団体Blumenthal Artsは、2024年9月20日に「Blume Studios」を開業した。没入型作品とマルチメディア公演のための新拠点だ。場所はUptownとSouth Endの間にあるIron Districtで、住所は904 Post Street。かつてCharlotte Pipe and Foundryの鋳造所だった建物を転用した。

公式発表によると、利用できる屋内面積は約3万2,000平方フィート。天井が高く、視界を遮る柱が少ない。大きさや設計条件が異なる作品を受け入れられる空間として整備した。

旧工業施設を二つのステージへ

Blume Studiosは、海外の没入型作品を上演するほか、Charlotteで制作するイベントやショーも扱う。地域のアーティストによる展示も同じ拠点で開く構想だ。

開業時には、大規模な体験を想定したStage 1を設けた。Stage 2は、観客と演者の距離が近い公演に使う。館内には無料展示とチケット制公演があり、カフェ・バーとショップも併設した。

背景には、Blumenthal Artsが2021〜2022年にCharlotteで開催した「Immersive Van Gogh」の実績がある。同団体によれば同展は3回延長され、30万枚超のチケットを販売し、来場者の約8割はBlumenthal Artsのイベントを初めて訪れた人だった。既存の劇場観客だけではない層に届いた経験が、常設劇場とは異なる大空間を継続利用する判断につながった。Iron Districtは55.5エーカーの再開発区域で、Blume Studiosはその最初の体験型テナントとして位置付けられた。

開業時は宇宙VRと参加型作品を同時展開

Stage 1の最初の有料プログラムは「Space Explorers: THE INFINITE」だった。当初の会期は9月20日から11月10日までで、料金は29.95米ドルから。NASAの国際宇宙ステーション(ISS)ミッションに着想を得たフリーロームVRだ。来場者は、地上約250マイルを周回するISSを題材にした映像空間を歩く。

Blumenthal Artsによると、NASAと12人の宇宙飛行士の協力で撮影した360度映像を使う。会期は後に2025年1月5日まで延長された。

同じStage 1には、無料で鑑賞・参加できる作品も置かれた。英国のLuke Jerramによる直径6メートルの地球作品「Gaia」がその一つだ。オーストラリアのMatthias Schack-Arnottは「Groundswell」を出展。CharlotteのTuxedoKatによる「Upcycled Moon Man」も展示された。

Groundswellは、約4万個の発光する鋼球の上に6メートルの足場を載せた作品だ。来場者が歩くと足場が傾き、音が変化する。カフェ・バーと、地元作家の商品を扱うBlume Studios MKTも開業時から設けられた。

Stage 2では、食事付き公演「Faulty Towers: The Dining Experience」を9月26日から10月13日まで実施した。英国のコメディーを題材にした参加型の演劇だ。チケットは89.50米ドルからで、3コースの食事と2時間の公演を組み合わせた。公式発表では、各回の70%超を即興で演じるとしていた。

9月に始まった各イベントは、Charlotte International Arts Festivalのプログラムにも組み込まれた。フェスティバル終了後も、Blume Studiosのイベントは継続すると案内された。

開業時から異なる参加方法を用意

Stage 1ではフリーロームVRと無料の参加型アートを同時に公開した。Stage 2では、着席して食事をしながら演劇に参加する。館内にはカフェ・バーとショップもあり、チケットを買わずに利用できる展示もあった。二つのステージを使い、料金と所要時間、参加方法が異なるプログラムを同じ施設で実施した。