CERNの粒子衝突データを光と音に 英Harwell Campusが「HALO」公開
英Harwell Science and Innovation Campusが、CERNの粒子衝突データを360度映像と384本のワイヤーの音へ変える「HALO」を公開する。
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英国のHarwell Science and Innovation Campusは2026年11月3日、CERNの粒子衝突データを光、音、動きへ変換する没入型アート作品「HALO」を公開すると発表した。公開期間は11月中。来場者は円筒形の構造物に入り、360度映像と384本の垂直ワイヤーが同じデータに連動する空間を体験する。
360度映像と384本のワイヤーが同期
HALOは、アーティストデュオ「Semiconductor」として活動するRuth Jarman氏とJoe Gerhardt氏の作品だ。CERNで発生した粒子衝突のデータを低速化し、人間が直接捉えにくい瞬間的な現象を光のパターンとして円筒内へ投影する。
映像に使うデータは384本のワイヤーも作動させる。ワイヤーが巨大な楽器のように音を生み、来場者は粒子衝突を視覚と聴覚の両方でたどれる。科学データを説明図として見せるだけでなく、その動きの中へ身体ごと入る展示だ。
Harwell Campusの80周年企画で一般公開
展示は、Harwell Campusのイノベーション80周年を記念する通年企画「Light Project」の一環。同キャンパスは粒子加速器の設計・製造に携わってきたほか、物質を原子・分子レベルで調べる研究施設Diamond Light Sourceを擁する。
会場はオックスフォードシャー州のHarwell Campus内にあるTech Foundry 3。11月22日の一般公開は14時から17時までで、5歳以上の料金は2ポンド、5歳未満は無料としている。キャンパスはHALOに関連するトークやサイレントディスコなども予定している。