Real Madrid Worldがドバイで開業、40超の体験でクラブの歴史とライドを接続
Real Madrid Worldがドバイで開業。展示、木製コースター、練習プログラムを組み合わせたスポーツクラブ初の常設パークを取材した。
Dubai Parks and ResortsとReal Madrid C.F.は2024年4月9日、ドバイに「Real Madrid World」を開業した。クラブ公式発表によると、世界初のフットボールクラブ常設テーマパークである。サッカーとバスケットボールを題材に、40を超える展示やライド、ショーを用意した。練習プログラムと飲食・物販も展開する。
両者は2023年11月に名称と構想を公表していた。園内ではクラブの歴史をたどる展示に、全年齢向けのアトラクションと公式ストア、テーマ飲食を組み合わせる。開業時に案内したのは3ゾーン。来場者は展示を見た後、ライドやゲーム、食事、買い物を同じ施設内で楽しめる。
ロッカールームから欧州カップまでを園内体験へ
展示の核は「WHITE HEARTS」と「BERNABÉU EXPERIENCE」だ。前者はクラブの歴史と価値観を扱うウォークスルー展示。後者では選手ロッカールームからピッチ、トロフィールームへ進む。開業発表時には、サッカーの欧州カップ14個とバスケットボールの欧州カップ11個を扱うと説明された。
クラブ公式サイトは同年11月、施設面積を6ヘクタールと紹介した。
式典にはエミリオ・ブトラゲーニョ氏とロベルト・カルロス氏が参加。園内のピッチでは、Real Madrid Foundationの子ども100人超を対象にクリニックも行った。
記録級ライドと子どもの練習を同居させる
アトラクションでは、「HALA MADRID COASTER」が中東初の木製ローラーコースターとして、欧州カップをめぐるクラブの歩みをテーマにした。「STARS FLYER」は地上460フィート、約140メートルに達するスイングライドで、運営側は世界最高のアミューズメントライドと発表した。現行の公式パークサイトでも、世界で最も高いスイングチェア型ライドとして案内されている。
家族向けには「THE WAVE – LA OLA」など複数のライドを設けた。「THE FACTORY OF DREAMS」は仮想シミュレーター、「THE REAL CHALLENGE」は身体動作とデジタル表示を組み合わせたスポーツゲームだ。「LA FÁBRICA TRAINING PITCH」では、6歳以上向けのサッカープログラムを行う。展示を中心に見る人、競技へ参加する人、スリルライドに乗る人がそれぞれ選べる。
滞在中の接点を増やし、開業後の利用にもつなげる
開業時のオンライン一日券は295UAEディルハムから。1日15回超のショーを上演し、「HALA MADRID RESTAURANT」などの飲食店も設けた。公式ストアではシャツやコレクタブルを個別加工できる。
2024年11月には、園内でチームの試合をライブ視聴できると案内した。Madridistaコミュニティ会員は、チケットと店舗、レストランで20%の割引を受けられる。現在の公式サイトは40超の体験、レストラン6店、ストア3店、4ゾーンを掲げる。開業時の3ゾーンから更新された後年の情報である。
来場者数と売上は非公表
公式発表には、開業後の年間来場者数と売上、アトラクション別の利用率は記載されていない。2024年11月の発表で会員向け割引は確認できるが、利用件数は未公表だ。開業時から追加・変更された体験の一覧も、発表資料では示されていない。