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Secret Cinemaが「Arcane」をロサンゼルスで体験化、選択で結末が変化

Riot Gamesの作品世界を俳優、役柄、ミッションで再現。参加者の行動が展開に影響する期間限定イベントです。

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Secret Cinema Presents Arcaneの暗い街を歩く参加者と演者
画像:Riot Games/Secret Cinema提供、公式発表より(報道引用)

Riot GamesとSecret Cinemaは2021年10月12日、体験イベント「Secret Cinema Presents Arcane」の開催を発表した。アニメシリーズ『Arcane』の世界を再現し、同年11月21日からロサンゼルスで上演する企画だ。来場者は会場を歩き、与えられた役柄で登場人物と接しながら任務を進める。Secret Cinemaがゲーム作品を題材にするのは、この公演が初めてだった。

『Arcane』は、Riot Gamesの対戦ゲーム『League of Legends』を原作とするアニメシリーズだ。Netflixでの配信開始は11月6日午後7時(米国太平洋時間)とされ、現地公演はその15日後に始まる日程だった。映像で初めて描かれる物語を配信で見た直後に、ファンがその街へ足を運べるよう企画されていた。

来場者ごとに役柄と任務を用意

参加者には一人ずつ背景設定とミッションが与えられる。会場内には作品に登場する地下世界が作られ、来場者はそこに暮らす人物と接触しながら行動する。任務には、地上都市ピルトーヴァーの法執行官から逃れることや、危険な環境で生き延びることが含まれていた。

行動の順番をなぞるだけのウォークスルーではない。公式発表は、参加者が下す選択の一つひとつが物語の終わり方に影響すると説明している。どの人物に近づき、任務にどう応じるかは来場者自身が決める。『League of Legends』でキャラクターを選んで行動する感覚を、俳優のいる現実の空間へ置き換えた公演といえる。

Secret Cinemaにとって初のゲーム作品

Secret Cinemaはロンドンで始まり、映画の舞台を再現した会場に観客を迎える公演を手掛けてきた。発表当時までに体験化した映画は76作品。『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』『ブレードランナー』『カジノ・ロワイヤル』などを扱い、2019年にはテレビシリーズ『ストレンジャー・シングス』にも領域を広げていた。

同社は2020年、ロサンゼルスで車に乗ったまま参加する「Stranger Things Drive-Into」を開催している。運営側によると、60分を超える公演に30万人以上が来場したという。こうした映画・ドラマの体験化で蓄積した手法を、選択と役割が中心にあるゲームIPへ初めて持ち込んだのが『Arcane』だった。

Riot Games側も、この企画を番組の物語と連動する「ゲーム外の体験」を作る初の試みと説明した。

Secret CinemaのCEO、Max Alexanderは、ゲームと同社の公演には、参加者が新しい身元を引き受けるという共通点があると述べている。

料金は70ドルから、発売は10月14日

チケットは70ドルに予約手数料を加えた価格から設定された。先行販売は10月13日正午、一般販売は翌14日正午に開始する計画だった。発表ではロサンゼルスでの期間限定開催と案内されたが、会場の詳しい場所や最終公演日などは明らかにされていない。

配信作品の宣伝イベントにとどまらず、来場者に役と任務を渡し、選択した結果まで体験に組み込んだ点がこの企画の特徴だ。Netflixで物語を知り、現地では自分の判断でその世界を歩く。二つの接点を15日間隔で用意したことで、『Arcane』の公開時期そのものを一連の参加体験にしていた。