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施設公開:

上海に「The VERS」、70人同時対応の大空間VR拠点

博新全宇宙が上海中心部に750平方メートルの体験区を設け、複数の大空間VR作品を同時運営します。

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一つの大空間で複数のVR作品を同時運営する施設を抽象化した編集部制作画像
画像:LBE Magazine編集部制作

博新全宇宙は2025年6月18日、上海に常設拠点を設ける計画を公表した。施設名は「博新全宇宙 The VERS 沉浸式 探索中心」。興業太古匯(HKRI Taikoo Hui)のLG2で、同年7月から一般公開するとした。室内総面積は1,000平方メートルを超え、750平方メートルのVR体験区に最大70人を収容する。

特徴は、複数の「没入型探索」作品を同じ会場で同時に動かす運営モデルにある。発表時点では、来場者は複数の作品から選択し、単独またはグループでヘッドセットを装着して会場内を自由に歩いて探索する形式と説明された。70人は、750平方メートルのVR体験区について公表された同時収容人数であり、施設全体の人数ではない。

中心作品は「巴黎1874・印象派之夜」(原題:Tonight with the Impressionists, Paris 1874)だ。1874年4月15日、写真家ナダールの旧スタジオで開かれた第1回印象派展の夜を題材にする。体験は約60分で、自由歩行VRは45分。ナダールのスタジオからサロン、画家フレデリック・バジールのアトリエへ進む。さらに、ラ・グルヌイエール島とル・アーヴルを巡る構成だ。

同作はExcurio、GEDEON Experiences、オルセー美術館の共同制作で、同館の学術監修のもと歴史資料と3D再構成を組み合わせた。静安区の発表は、オルセー美術館のシルヴィ・パトリ、アンヌ・ロビンス両氏による学術支援にも触れている。作品自体は2024年にオルセー美術館で公開された後、国際会場へ展開されており、同館の公式ページにも上海が開催都市として記載される。博新全宇宙にとっては、「消失的法老」「生命的紀元」に続く大空間VR作品として興業太古匯で扱う位置づけだった。

7月から8月にかけては、「巴黎1874・印象派之夜」に加え、「消失的法老」「生命的紀元」「永恒的巴黎圣母院」を同時に提示する予定も示された。8月には新作のアジア初公開も計画され、Excurioの5作品をそろえる構想だったが、発表時点ではその新作名は明かされていない。VR区外には大型デジタル投影を使うマルチメディア活動空間を設け、文化イベント、教育、研学での利用を想定する。物販は各作品のテーマ商品を500点超そろえる計画で、体験の前後にも滞在をつくる設計となる。

ここで記した作品構成や予定は、2025年6月の公表内容である。各作品の実際の運営期間、日々の販売枠、稼働率は発表資料から確認できない。70人という数字は同時収容数であり、1時間あたりの販売人数ではない。

5作品の同時運営を計画

発表では、7月から8月にかけてExcurioの5作品を同時に扱う計画が示された。このうち4作品の名称は公表済みで、5作目はアジア初公開の新作とだけ説明されている。作品別の定員、料金、時間割は発表に含まれていない。常設会場としての実際の運営内容は、開業後の案内で確認する必要がある。