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施設公開:

PortAventuraに「Uncharted」、暗闇を走る映像連動コースター

映画『Uncharted』を題材に、暗闇のコースターと映像・特殊効果を組み合わせた新ライドが開業しました。

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Uncharted The Enigma of Penitenceのライドと遺跡セット
画像:PortAventura World提供(公式発表より)

スペインのPortAventura Worldは2023年6月16日、「Uncharted: The Enigma of Penitence」を開業した。Sony Picturesが2022年に公開した映画『アンチャーテッド』を題材とする屋内型ローラーコースターで、同作を扱うライドは世界初。全行程を暗闇の中で走り、車両の動きに映像や音響効果を重ねる。

5回の加速と横方向への落下

ライドには、リニア同期モーター(LSM)による加速が5回ある。PortAventura Worldは、横へ落下する仕掛けを備えた欧州初のコースターだと説明している。暗闇の中で方向を変えながら走り、横移動や旋回を織り交ぜた。

コースは全長673メートル。発表資料では概数として700メートルとも記されている。建物は床面積4800平方メートル、高さ16メートルで、走行区間はすべて屋内に収めた。外の景色やレールの先が見えないため、次にどちらへ動くのかを来場者が把握しにくい構成になっている。

673メートルを暗闇で走る

PortAventura Worldは、この施設をダークライドとローラーコースターを合わせた「多次元コースター」と表現した。走行中には複数の映像・音響効果と没入演出が入り、映画の場面を思わせる冒険を車両の動きとともに見せる。

コースは673メートルだが、開業発表の見出しでは約700メートルとも紹介された。床面積4800平方メートル、高さ16メートルの建物に全行程を収めている。レールの先を見せない暗闇と視聴覚効果によって、次の加速や旋回を予測しにくくした。

PortAventuraとSony Picturesが共同制作

企画にはSony Pictures Entertainmentが参加し、PlayStationを含むSony側の各チームも開発に加わった。アトラクションの製作では、コースターを手がけるIntamin Amusement Ridesと、ダークライドを専門とするSally Dark Ridesが協力している。

機械設備と舞台演出の両方に、IPの扱いを含めて複数社が関わった。PortAventura WorldのDavid Garcíaは、Sony Picturesとの提携によって国際的な規模の製品を実現したと開業時に説明。Sony PicturesのJeffrey Godsickは、製造段階から完成まで作品の扱いと安全性が確認されたとしている。

乗車できない来場者向けにVR版も用意

施設はファミリー層を想定した一方で、コースターへ乗車できない人への対応も盛り込んだ。バリアフリーの動線を設けるとともに、障害のある来場者向けに専用のVR体験を用意。実際の車両に乗らなくても、アトラクションの物語を追えるようにした。

VR空間では、実際に車両へ乗ったようにアトラクションの物語へ入れる。通常のコースターとは身体にかかる動きが異なるものの、同じ作品を題材にした体験を別の方法で用意した。施設内の動線も段差なく利用できるよう整備している。

『アンチャーテッド』は、ゲームから映画へ広がった作品だ。PortAventura World版は、車両の加速や横方向の落下、暗闇での視聴覚効果を一つの建物に収めた。さらにVRによる代替体験を設け、コースターに乗れない来場者にも作品へ触れる経路を用意している。