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ビジネス公開:

360 CHICAGO、Evolv Expressで入場前スクリーニングを刷新

360 CHICAGOがEvolv Expressを導入。手荷物の目視検査から転換した入場導線と、展望施設における安全・体験運営への影響を追う。

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360 CHICAGOの空間体験を抽象的に表現した編集部制作画像
画像:LBE Magazine編集部制作

米シカゴの展望施設360 CHICAGOは、入口に「Evolv Express」を導入した。Evolv Technologyが2024年7月18日に発表した。導入自体は2023年8月に完了している。来場者はチケット購入後に検査を通り、エレベーターで94階の展望・体験エリアへ向かう。

手荷物検査から、エレベーター前の通過型検査へ

360 CHICAGOは、875 N Michigan Avenue(旧ジョン・ハンコック・センター)の94階にある展望施設である。発表時点で、外側へ傾く可動式のアトラクション「TILT」とカクテルラウンジ「CloudBar」を営業していた。公式FAQによると、TILTは8枚の窓を備えた台が建物の外側へ30度傾く。設置場所は地上約1,030フィート(約314メートル)だ。

Evolv ExpressはセンサーとAIを使い、脅威となる物体と一般的な金属製品を区別すると説明されている。360 CHICAGOでの検知率、1時間あたりの通過人数、必要スタッフ数は公表されていない。施設は改装に合わせ、入口での手作業のバッグチェックから検査方法を切り替えた。

改装時に安全設備を体験設計へ組み込んだ

導入のきっかけは、施設関係者が地元スポーツイベントでEvolvのスクリーニングを見たことだったという。その後の施設改装で複数の改善施策の一つとして導入された。360 CHICAGOのアシスタント・ゼネラルマネジャー、Jennifer Hesser氏は、ゲスト体験を優先し、安全検査パートナーとしてEvolvを選んだとコメントしている。Evolv側では当時のチーフ・コマーシャル・オフィサーだったJay Muelhoefer氏が、同社が施設体験に安全面の層を加える役割を担うと述べた。

検査機器は、チケット購入後からエレベーターへ乗るまでの導線に組み込まれた。実際のアラート対応手順、二次検査の場所、混雑時間帯の運用は公表されていない。導入前後の待ち時間とスタッフ数も不明だ。

待ち時間と検知性能は未公表

Evolvは同社製品の導入先として、娯楽施設や教育施設、医療施設、スポーツ会場などを挙げている。ただし、360 CHICAGOとの契約期間、機器の台数、導入費用は明らかにしていない。施設改装全体の投資額と、今後の増設予定も未公表だ。発表資料には、導入前後の平均待ち時間や、1時間あたりの通過人数を比較した数値がない。検知した物体の件数、誤検知率、二次検査へ進んだ来場者の割合も示されていない。Evolv Expressへ切り替えたことは確認できるが、360 CHICAGOでの性能を数値で評価できる資料は公開されていない。

施設側は従来の手作業によるバッグチェックを置き換えたと説明している。アラートが出た場合の確認方法と、手荷物を開ける条件は公表されていない。来場前には360 CHICAGOの公式サイトで、持ち込み禁止品と現在の入場手順を確認する必要がある。