CosmがDetroitで4会場目を発表、Bedrockの都心再生計画に参画
CosmがDetroitに4会場目を設けると発表。LEDドームの仕様、設計体制、想定するスポーツ・アートのプログラムを公式情報から追う。
Cosmは2024年11月1日、米Detroitを同社4会場目の拠点にすると発表した。会場名は「Cosm Detroit」。中心市街地に設け、不動産会社Bedrockが進める再開発の一部として建設する。発表時点ではLos AngelesとDallasの2会場が開業済み。Atlantaに続く出店計画となる。
都心の計画地に、4会場目のShared Reality会場
Cosmが掲げる「Shared Reality」は、来場者が大型映像を同じ場所で見る形式だ。ヘッドセットは使わず、観客席と飲食サービスを組み合わせる。Detroit会場は既存施設の基本設計を引き継ぎつつ、街の歴史と再開発を反映すると説明された。公開画像は計画段階の完成予想図である。
設備面では、直径26.6mの12K LEDドームと、それに隣接する高解像度LEDウォールを予定する。後者はHollywood Park会場の長さ150フィート(約45.7m)のディスプレイに近い構成とされた。巨大ドームだけで閉じず、隣接空間にも映像面を置く設計は、着席して見るプログラムと、入場前後や飲食時を含む滞在の双方を扱うための会場構成といえる。ただし、座席数、延床面積、料金、営業開始日、イベント日程は、この発表では公表されていない。Cosmは開業までの工程と開業後のスケジュールを後日案内するとしていた。
ローカル設計と、スポーツ・アートをまたぐ番組編成
建築設計にはDetroitにルーツを持つ複合分野の設計事務所ROSSETTIを起用した。Cosm、Bedrock、ROSSETTIという、映像・会場運営、開発、地元設計の3者が関わる体制で進める。発表に名前が出たのはROSSETTIであり、施工者や詳細な運営分担は明らかにされていない。
番組はライブスポーツを中心に想定する。CosmはUFCやNBA、複数の放送局との提携を挙げ、各地の試合を上映するとした。スポーツ以外では、Cirque du Soleilの「O」と没入型アートを例示している。同じ表示設備で、スポーツ中継と映像作品を入れ替える計画だ。Detroitで上映する具体的な作品と頻度は未発表である。
Cadillac Square再開発の中核施設に
建設地はCampus Martius Parkに隣接する「Development at Cadillac Square」。Bedrockが進める再開発は約150万平方フィートを対象とし、複層のマーケットホールや飲食店も計画している。Cosmはその中核施設として入る。会場内でもスポーツやアートの上映に加え、ガストロパブ料理、カクテル、ビールを提供する計画だ。
再開発の着工は2025年を予定していた。
一方、座席数と延床面積は発表されていない。料金と営業開始日も未定だった。周辺のマーケットホールとの連携方法や、イベントがない日の営業内容も明らかにされていない。施工会社と開業後の番組日程も未発表である。