James Cameron: Challenging the Deep、シドニーで新要素を加え再開
ジェームズ・キャメロンの深海探査と映画制作を扱う巡回展が、2024年9月に新資料を加えてシドニーへ戻った。
Australian National Maritime Museum(ANMM)は2024年9月20日、巡回展の再開を発表した。展覧会名は「James Cameron: Challenging the Deep」。開幕日は9月28日で、会場はシドニーの同館である。
再開に合わせて展示資料を追加し、映画『Avatar: The Way of Water』の舞台裏も紹介した。展覧会ではジェームズ・キャメロンによる深海探査の映像記録、潜水技術、映画制作を扱う。公式ページは、深海科学と探査への取り組みをたどる大型展示と説明している。
シドニーへの再来場を促す更新
この展示はオーストラリアとニュージーランド、米国、カナダを巡回してきた。シドニーでの再開は常設展の新設ではなく、既存の巡回展へ資料を加えたものだ。
制作はANMMとAvatar Alliance Foundation。ANMMのUSA Bicentennial Gift Fundも支援した。当時館長兼CEOを務めたDaryl Karp氏は、キャメロンによる深海技術の開発と発見が展示の核だと説明している。
潜水艇、沈没船、映画の資料を同じ空間へ
公式の展示案内は、映画館規模の投影、探査で得られた資料や標本、実物資料を用いて水中環境へ没入させる構成を示す。中心の一つは、キャメロンが共同設計・共同開発した潜水艇「DEEPSEA CHALLENGER」による地球最深部への潜航である。展示では同艇の設計・建造資料を扱い、水圧110,000kPaに耐えるための技術も紹介する。深海探査を映像だけで済ませず、機体の設計と探査の成果に接続している点が特徴だ。
映画制作に使われた資料も展示した。主な内容は次の通り。
- 『The Abyss』の水中撮影用ディレクターヘルメット
- 『Avatar』のパフォーマンスキャプチャ用ヘッドリグ
- 『Titanic』のミニチュア、小道具、衣装
- 「Heart of the Ocean」のネックレス
展示では『Titanic』とドイツ戦艦『Bismarck』の沈没船も扱った。新たに加えた『Avatar: The Way of Water』の舞台裏は、従来の巡回内容にはなかった要素である。
巡回展として必要になる運用
発表時点では「限られた期間」とされ、終了日は示されなかった。入場者数、1日あたりの受入人数、チケット価格、展示室内の滞在時間も記載されていない。シドニー展では、巡回展に新しい展示資料と映画制作の舞台裏を加えた。
『Avatar』の舞台裏資料を追加
シドニーでの再開時には、既存の深海探査と映画資料に『Avatar: The Way of Water』の制作過程を加えた。巡回展の基本構成を使いながら、再開催に合わせて内容を更新した形だ。
発表時点では終了日を「限られた期間」とのみ案内していた。入場者数、チケット価格、平均滞在時間は公表されていない。来館時の条件は、開催当時の公式案内で確認する必要があった。