Disneyland ResortにAvengers Campus、スパイダーマンの参加型ライドを導入
Disney California Adventureに、ヒーローの訓練施設を想定した新エリアと参加型ライドが開業しました。
米カリフォルニア州アナハイムのDisneyland Resortは2021年6月3日、新エリア「Avengers Campus」を公開した。場所はDisney California Adventure内で、一般開業は翌4日。来場者を次世代のヒーロー候補として迎え、ライドや屋外演出、訓練と飲食を一つのエリアにまとめた。
設定上、この場所はTony Starkが次世代のヒーローを育てるために提供した、かつてのStark Industriesの施設だ。Walt Disney Imagineeringが、Marvel作品を統括するチームと共同で設計した。エリア内の出来事を見て回る来場者は「recruits」と呼ばれる。
手の動きを読み取るライド
新設された「WEB SLINGERS: A Spider-Man Adventure」は、Disneyのライドとして初めてSpider-Manを主役に据えた。Tom HollandがPeter Parker役を務める。見学会に参加した来場者は3D眼鏡を着け、WEB Slinger車両に乗って、制御不能になった小型ロボット「Spider-Bots」を捕獲する。
ライドは実物のセットと映像空間を組み合わせ、来場者がSpider-Manのようにウェブを放つゲームとして進む。身長制限は設けられず、子どもを含む家族が一緒に参加できた。開業時はDisneylandの公式アプリから仮想待ち列へ登録する必要があり、受付は毎日午前7時と正午。登録できるのは1人1日1回で、搭乗枠は保証されなかった。
別売りの「WEB Power Band」を装着すると、一度に複数のウェブを放つモードが使えた。基本の体験を変えずに、購入した道具でゲーム内の能力を追加する仕組みだ。関連商品として、自宅で遊べるSpider-Botや、光と音が出るウェブシューターも販売された。
屋根の上を約18メートル跳ぶSpider-Man
WEBの建物では、Spider-Manが屋根の上へ現れ、地上60〜65フィート(約18〜20メートル)の高さを跳ぶスタントを披露した。Disneyのパークで初めて導入された演出で、跳躍後は建物から地上へ降り、来場者に挨拶する流れだった。
エリア中央のAvengers Headquartersにも複数の登場人物が現れる。Black Pantherと親衛隊Dora Milajeによる訓練では、Okoyeが来場者を率いる。Ancient SanctumではDoctor Strangeが魔術の訓練を行い、夜になると遺跡が光と色で浮かび上がる。通路や施設周辺では、Iron ManとBlack Widowのほか、ThorやCaptain Marvelにも会えると案内された。
既存の「Guardians of the Galaxy – Mission: BREAKOUT!」も同じエリアに組み込まれた。音楽と落下動作を使い、Collectorの要塞からGuardiansを救出するライドで、2017年から運営されていた施設だ。新設ライド一つだけでエリアを構成せず、既存アトラクションの物語をCampus内の任務として扱っている。
大きさが変わる料理も物語の一部
飲食施設「Pym Test Kitchen」は、Ant-ManとThe Waspが使うPym粒子を食品開発に応用した研究所という設定だ。大きなスプーンに載せた植物由来のミートボール、小さなフォーク、家族で分けられる長いパニーニなど、料理の大きさを変えて作品の能力を表現した。店内では通常サイズのプレッツェルが量子トンネルを通り、大小に変化する演出も見られた。
隣接するPym Tasting Labではクラフトビールやカクテルを提供し、園内アプリからのモバイル注文にも対応した。ほかに、映画でAvengersが立ち寄った店を題材にするShawarma Palace、Guardians作品を元にした菓子を扱うTerran Treatsが用意された。
Avengers Campusは、ライドの映像だけにMarvelの意匠を載せたエリアではない。Spider-Manの跳躍が屋外で始まり、通路ではDora Milajeの訓練が行われ、飲食店ではPym粒子の効果を料理で示す。来場者が歩く場所ごとに異なる登場人物と出来事を置き、移動中も作品の設定が続くよう作られていた。