G1 companyとカンテレXR、省人運用に対応する「VR双眼鏡」を販売・レンタル
G1 companyとカンテレXRが、ゴーグルの着脱を不要にした施設向け「VR双眼鏡」の販売とレンタルを法人・自治体向けに始めた。
G1 companyは2026年9月24日、「VR双眼鏡」の販売・レンタル受付を法人と自治体向けに開始した。関西テレビ放送のカンテレXR事業と共同で展開する。双眼鏡型の筐体にVRゴーグルを組み込み、頭部へ機器を装着せずに360度映像を見られるようにした。
ゴーグルの着脱と操作案内を減らす
VR双眼鏡は、筐体、VRゴーグル、映像再生アプリを一つのセットとして提供する。利用者は接眼部をのぞくだけでよい。G1 companyは、ゴーグルの着脱や操作説明を減らし、常設施設で案内と機器管理にかかる負担を抑える製品としている。
同社は機器の提供に加え、360度VR映像の撮影と編集、オリジナルコンテンツの企画・制作、現地への設置にも対応する。価格と機器構成は公開せず、設置場所や目的に応じて個別に提案する方式を採る。
展望施設、観光案内所、道の駅、博物館、商業施設などへの導入を想定する。現在の体験場所は2カ所。大阪産業局の「5G X LAB OSAKA」と、大阪市住之江区の「anywhere café」だ。
大阪市内2会場では会計以外に専任スタッフを置かず
G1 company、関西テレビ放送、JTBは2023年から2024年にかけて、大阪市内の2会場でVR双眼鏡の実証実験を行った。会場は道頓堀の観光交流拠点「Pivot BASE ~Travel Café @Tonbori~」と、住之江区のanywhere café。全16本の観光映像を用意した。
2023年12月19日から2024年1月31日までは、税込み200円で3分まで複数の映像を見られる有料体験とアンケートを実施した。発表によると、会計を除いて専任オペレーターを置かず、来場者自身が操作する方法で運用した。
VR双眼鏡はヘッドセットを据え置き筐体へ収め、利用者による着脱と持ち運びをなくす構成だ。実証では会計以外に専任オペレーターを配置しなかった。一方、発表では清掃方法、処理人数、故障時の対応体制は明らかにしていない。導入を検討する施設には、日常の保守に必要な作業を個別に確認する余地が残る。