「Harry Potter: Visions of Magic」、中国初開催地は成都
Warner Bros. DiscoveryとNEONが、映像や音響、来場者の操作を組み合わせた没入型アート体験を2026年第4四半期に中国・成都で始める。
Warner Bros. Discovery Global ExperiencesとNEONは2026年9月10日、没入型アート体験「Harry Potter: Visions of Magic」を中国・成都で開催すると発表した。中国での開催は初めて。成都文化旅游发展集团とMeta Cultural Development(Wuxi)が協業し、2026年第4四半期にTianfu Design Industrial Parkで開幕する。
発表時点では、具体的な開幕日、会期、入場料金、会場面積を明らかにしていない。来場案内は今後、同体験の中国向け公式サイトなどで更新するとしている。
映像と音響、空間造作に来場者の操作を重ねる
「Harry Potter: Visions of Magic」は、映像、建築的な空間造作、オリジナル音響を組み合わせた歩行型の体験だ。来場者が専用の杖を使うと、投影映像や展示内の演出が反応する。
成都開催の発表では、ナイト・バス、グリモールド・プレイス、魔法省、ニュートの動物園、予言の間、必要の部屋、憂いの篩を題材にした7つの環境を案内した。最後の「憂いの篩」は、360度映像によって物語中の記憶をたどる構成とされる。会場内には公式商品の売り場も設ける。
この体験は、物語を座席から鑑賞する形式ではない。来場者が複数の空間を歩き、展示物へ働きかけながら巡る。各環境を切り替えることで、同じIPの世界を異なる映像表現や操作方法で見せる構成だ。
成都の文化観光開発会社を含む4者が協業
Warner Bros. Discovery Global ExperiencesはIP体験を統括し、NEONは巡回型エンターテインメントの制作・展開を担う。現地では、成都文化旅游发展集团とMeta Cultural Development(Wuxi)が加わる。
会場となるTianfu Design Industrial Parkで、既存建物のどの区画を使うかは公表されていない。展示の収容人数、標準滞在時間、日時指定制の有無も今後の確認事項となる。
成都版は、中国市場へ同体験を持ち込む最初の拠点になる。一方、今回の発表だけでは、成都以外への巡回計画までは確認できない。まずは開幕日とチケット販売、成都会場の規模に関する続報が、運営条件を判断する材料になる。