「初音ミク GALAXY LIVE 2020」、スマホで入る銀河のライブ会場
初音ミクの単独バーチャルライブが、スマートフォン向けの仮想会場で2日間開催されました。
クリプトン・フューチャー・メディアとパルスは2020年9月3日、「初音ミク GALAXY LIVE 2020」の開催概要を発表した。日程は9月26日と27日の2日間。スマートフォン向けアプリ「INSPIX LIVE」から参加する、初音ミクの単独バーチャルライブだった。
発表時点では開演前だったため、公式資料が明らかにしたのは開催方法、料金、テーマソング、制作陣などだ。実際の演出内容や観客の反応は記載されていない。
会場はスマートフォンアプリ内
両日とも午後6時30分に開場し、午後7時に開演する予定だった。会場はパルスが運営するINSPIX LIVE。iOS版とAndroid版が配信されており、日本国内からのみアクセスできた。
観覧には無料チケットが必要で、9月5日正午から発行を開始。参加者はアプリをインストールし、無料会員登録を済ませてからチケットを取得する手順だった。公式発表は対応OSや端末の詳しい推奨仕様、同時接続人数を掲載していない。
告知では「バーチャル空間ならではのライブ演出」を掲げていた。一方、宇宙空間で巨大な物体が動くといった具体的なステージ描写は、この時点の資料では確認できない。旧タイトルは「初音ミク PROJECT G」で、開催発表に合わせて「GALAXY LIVE 2020」という名称が示された。
観覧後に0円から価格を決める
入場チケットは無料だが、終演後に参加者が金額を決める「ポストプライシング」を採用した。支払額に下限も上限も設けず、0円も選択可能。先に体験し、その後で参加者自身が価格を決める方式だった。
主催者は、バーチャルライブを気軽に体験してもらうための料金制度と説明している。ただし、支払い方法や決済の期限、支払額ごとの特典は発表資料に記載がない。ポストプライシングによる支払率や平均額も、開催前の告知からは分からない。
テーマソングは「水色侵略」
テーマソングには、ナユタン星人が作詞・作曲した「水色侵略」を採用した。ミュージックビデオはライブに先立ち、9月4日午後7時からナユタン星人のYouTubeチャンネルで公開する予定だった。
メインビジュアルはイラストレーターののうが担当。夜空へ手を伸ばす初音ミクを描いた。ライブ衣装はkannnuがデザインし、銀河に関係する意匠とフォーマルドレスを組み合わせている。
公式Xでは同年7月から、ライブの前日譚にあたるイラストを毎週公開していた。発表時には、それまでの絵を一つの物語としてまとめたティザー映像も公開。ライブ当日だけで完結させず、SNSと映像で事前に物語を届ける広報を行った。
発表資料で確認できる範囲
「初音ミク GALAXY LIVE 2020」は、スマートフォンから入場する無料ライブとして告知された。専用VRヘッドセットの利用は開催概要に記載されていない。したがって、この記事ではVR機器を前提とする体験として扱わず、INSPIX LIVE上のバーチャルライブとして整理した。
また、公式発表だけではステージの広さやアバター同士の交流機能は確認できない。視点をどのように動かせたかも不明だ。発表で確定していたのは2日間の開催時刻と、日本国内限定のアプリ会場だった。無料チケット、観覧後に任意額を支払う料金制度、テーマソングと制作陣も公表されている。