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体験・イベント公開:

初音ミク公式VRワールド「MIKU LAND GATE β」、バーチャルキャストに公開

初音ミクの公式VRワールドを、PC向けバーチャルキャストとスマートフォン向けHoloModelsで期間限定公開した。

REVIEWED
MIKU LAND GATE βのキービジュアル
画像:バーチャルキャスト提供(公式発表より)

VR機器のレンタル事業を行うアストネスは2020年7月10日、初音ミク公式VRワールド「MIKU LAND GATE β」とのキャンペーンを発表した。仮想会場は8月8日正午から10日午後11時まで公開。入場は無料だった。PC向けの会場は「バーチャルキャスト」であり、従来の記事に記載していたVRChatではない。会場名を一次情報に合わせて訂正した。

MIKU LAND GATE βの主催は株式会社バーチャルキャストとGugenka。クリプトン・フューチャー・メディアが協力した。ハッシュタグには「#ミクランド2020」を使用した。

「近くのどこか、近くの未来」を建築で表現

会場は、今後広がるアミューズメントパークの入口「GATE」を模したワールドとして設計された。テーマは「近くのどこか、近くの未来」。現実と仮想、自然とサイバーが交わる風景を目指していた。

ワールド設計は東海林健建築設計事務所が担当した。住宅やビルと同じようにBIMデータを使い、仮想会場を構築したと説明されている。建築設計用のデータから仮想空間を組み立てた点が特徴だった。

公式発表には、会場内で体験できる展示や物販の詳しい一覧がない。従来の記事にあった「展示や買い物を楽しめた」「デジタル商品を確認できた」という記述は、この資料だけでは裏付けられないため削除した。参加者同士の交流機能についても、今回参照した発表には具体的な説明がない。

PCVRはバーチャルキャスト、スマートフォンはHoloModels

PCでVR体験に参加する場合、会場はバーチャルキャストだった。スマートフォン向けには、iOSとAndroidに対応するHoloModelsを案内している。仮想会場への入口は、使用する機器に応じて分かれていた。

PCVRで使う具体的な機器として、アストネスはValve Index、Oculus Rift S、Oculus Questを挙げた。ただし、Oculus Quest単体ではバーチャルキャストを利用できない。必要な性能を備えたパソコンとOculus Linkを組み合わせる必要があると注意を促した。

スマートフォン版のHoloModelsでPCVR版と同じ範囲を歩けたのか、アバターや参加者を相互に確認できたのかは発表資料に記載がない。対応方式が二つあることは確認できるが、体験内容まで同一だったとは断定できない。

初音ミク仕様のVRゴーグルを貸し出し

アストネスのコラボキャンペーンは7月10日から8月10日まで実施した。対象機種を借りた利用者には、MIKU LAND GATE β特別仕様のVRゴーグルを貸し出す。対象となったのはValve Index、Oculus Rift S、Oculus Questの3機種だった。

期間中に店舗を利用した人には、コラボミニステッカーを配布した。公式Xアカウントでは、Oculus Rift SとOculus Quest用のスキンシールやミニステッカーが当たる企画も計4回予定していた。仮想会場の公開に合わせ、機器のレンタルと物理的な記念品を組み合わせたキャンペーンである。

VRヘッドセットを持っていない人でも、レンタルを使えばPCVR版へ参加できる。ただし、キャンペーン発表には各機種のレンタル料金、在庫数、受け取り方法がまとめて記載されていない。利用者はアストネスの特設ページと各機種の申込ページで条件を確認する必要があった。

3日間の公開で試した公式VRワールド

MIKU LAND GATE βは、3日間に時間を区切った公式イベントだった。「GATE」という名称とβ表記からも、その後の展開へ向けた入口という位置付けが分かる。建築の設計事務所がBIMを使って作った会場を、PCVRとスマートフォンの二つの経路で公開した。

発表資料には来場者数、同時接続人数、平均滞在時間が記されていない。アストネスのレンタル件数や、キャンペーンから会場へ参加した人数も不明だ。2020年7月時点で確認できるのは、開催日時と対応サービス、会場の設計者、機器レンタルを含むキャンペーン内容までである。