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施設公開:

M&M'SがMall of Americaに体験型店舗、動きと色を使う無料コンテンツを導入

商品販売に、身体の動きを色と音へ変える参加型展示や地域を題材にした撮影空間を組み合わせた。

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Mall of Americaに開業したM&M'Sの体験型店舗
画像:Mars公式発表より(報道引用)

Mars Wrigleyは2021年4月30日、米ミネソタ州のMall of AmericaにM&M'Sの新店舗を開業すると発表した。週末から営業を始め、商品販売に無料の参加型コンテンツと撮影空間を加えた。

営業開始は5月1日で、場所はMall of Americaの1階東側、Rotunda付近。店舗面積は2万4,000平方フィートを超える。Mars Wrigleyが2021年に開いたM&M'S店舗としては、2月のDisney Springs店に続く2店目だった。

身体の動きを色と音へ変換

「M&M'S Sweet Moves」では、来場者の動きを画面が読み取り、選んだ色や音と組み合わせて表示する。完成した映像はデジタルデータとして持ち帰り、共有できるようにした。

同ブランドの店舗として初めて導入した体験の一つで、来場者の個性を色、音、動きで表す内容だった。体験後にデータを持ち帰れるため、店内での操作だけで終わらず、家族や友人へ共有できる設計になっていた。

屋上を模した「Peanut Peak」は、ミネソタの風景から着想した空間である。世界各地で共通するブランドキャラクターを使いながら、出店地域との接点を店内の背景に組み込んだ。

ミネソタはMarsの菓子事業とも関係があり、Mars Candy Factoryが1920年にミネアポリスで開業している。新店舗はその歴史にも触れ、地域固有の装飾を採用した。全国共通の商品を並べるだけでなく、出店地の風景と企業史を店内体験へ取り込んだ。

買い物以外の滞在理由を設ける

量り売りの商品や限定品だけでなく、撮影と操作のために立ち止まる場所を用意した。体験は無料で、購入しない来店者も参加できる。商業施設の通行客が入りやすく、その後の商品選択へつなげる配置である。

既存のM&M'S店舗で提供してきた「Wall of Chocolate」、商品への名入れを行うパーソナライズ設備、定番商品、店舗限定商品もそろえた。無料体験と物販を別区画に分断せず、一つの店内動線に置いている。

現地へ行けない利用者向けには、MMS.com上で店舗内を歩く3Dバーチャルツアーも公開した。オンライン空間から商品を購入でき、実店舗の開業と同時に遠隔の入口を用意した。

5月6日からは「M&M'S MIX」を題材にした期間限定企画も店内へ追加した。

店舗面積は公表された一方、Sweet Movesの所要時間や同時利用人数、体験から商品購入へ移った割合は示されていない。Mall of America自体は520以上の店舗と飲食店、屋内テーマパーク、水族館などを持つ複合施設であり、新店舗も買い物と娯楽が混在する環境へ出店した。

同年はM&M'Sブランドの80周年にも当たり、新商品の投入と店舗網の拡大を並行して進めていた。Mall of America店に続き、翌年にはベルリン店の開業も予定していた。無料体験を備えた大型店舗は、商品の販売場所であると同時に、ブランドへ触れる常設の目的地として展開された。