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マイアミの旧銀行で「Money Heist」体験、参加者が金庫破りへ挑む

Netflix作品を題材に、俳優と謎解きを組み合わせた体験型公演が歴史的な銀行建築で米国初開催されました。

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Money Heist The Experienceで赤いつなぎとマスクを身につけた演者
画像:Netflix/Fever提供、公式発表より(報道引用)

Feverは2021年9月29日、Netflixドラマを題材にした「Money Heist: The Experience」のマイアミ開催を発表した。開幕日は同年10月29日で、会場はダウンタウンにあるAlfred I. duPont Building。米国ではマイアミが最初の開催都市となった。

NetflixとFeverが共同制作した体験型公演で、参加者はドラマに登場する強盗団へ加わる。強盗計画を進め、警備をかわし、暗号を解いて金塊とともに脱出できるかを試される。客席から芝居を見る公演ではなく、来場者自身が物語の中で行動する構成だ。

リスボンに招集され、教授の計画へ加わる

参加者を強盗団へ迎え入れるのは、ドラマの登場人物リスボンだ。その後は教授が立てた新しい計画に従い、建物へ侵入して金庫を目指す。原作ドラマの一場面をそのまま再演する内容ではない。公式発表では、ドラマ本編と並行する独自の物語と説明されている。

公演は俳優が参加者に働きかける演劇形式を取り入れた。発表では、来場者が具体的にどの暗号を解き、行動によって結末がどの程度変わるかまでは明らかにされていない。確認できるのは、計画、潜入、金庫への到達という流れの中で、参加者の判断と行動を求めることだ。

本物の銀行建築を舞台に選定

Alfred I. duPont Buildingは1939年に完成した17階建てのアールデコ建築で、かつて銀行として使われていた。第2次世界大戦中には米海軍第7艦隊の本部も置かれ、のちに歴史的建造物として指定された。建物内には真鍮のエレベーター扉、鉄製の装飾、全面大理石の壁と床、手描きの糸杉材の天井が残る。

公演に使われたのは、総面積6,500平方フィート、約604平方メートルのボールルームだ。その中には2,000平方フィート、約186平方メートルの金庫がある。金庫扉の重さは5万ポンドで、およそ22.7トン。銀行強盗を扱う物語を、銀行として使われた建物の金庫内で体験できる会場だった。

ただし、歴史的な建物のどの範囲を参加者が移動したのか、既存設備へどの程度の舞台装置を追加したのかは発表されていない。建物の来歴と金庫の仕様は確認できるが、公演の舞台設計までは資料に記録されていない。

チケットは44ドルから販売

チケット価格は1人44ドルから。販売開始時には新型コロナウイルス対策として入場人数を制限し、来場者へ常時マスクの着用を求めた。会場内には手指消毒設備を設け、地域の感染対策規則にも従うとしていた。

年齢条件、公演時間、1公演あたりの参加人数、車いす利用などの詳細は、発表本文に記載されていない。価格も「44ドルから」とされ、日時や座席区分による違いは説明されなかった。

パリに続き、世界各都市へ巡回

「Money Heist: The Experience」は2021年7月にパリで初演された。発表時の計画では、同年冬にマイアミ、続いてニューヨークで米国公演を行い、その後ロンドンとメキシコシティを含む各都市へ展開する予定だった。

各都市版で同じ脚本や舞台装置を使ったかは、この資料では確認できない。マイアミ版について公式発表が伝えているのは、歴史的な旧銀行を会場に選び、ドラマと並行する新しい強盗物語を上演したことだ。