EPCOTに「レミーのおいしいレストラン」のライド、10月開業を発表
ウォルト・ディズニー・ワールドが、来場者をネズミの大きさに見立てる家族向けライドの開業日を発表しました。
発表は2021年3月9日。開業日は同年10月1日。Walt Disney World Resortが、EPCOTの新アトラクションとして告知した。題材は『レミーのおいしいレストラン』。来場者はシェフのレミーと同じ大きさになり、グストーのレストランを駆け回る。
開業日はリゾートの50周年当日。記念企画「The World's Most Magical Celebration」も同日に始まった。開催期間は18カ月だった。
レミーの大きさで厨房へ入る
舞台はグストーのレストラン。進路は厨房、客席、壁の中に及ぶ。公式サイトの表現は「zip, dash and scurry」。小さな身体で慌ただしい店内を走る物語だ。
方式は4D。2021年9月の公式設計紹介では、映像と音に加えて匂いも使うと説明された。車両は回転しながら進み、複数の感覚で厨房の場面を見せる。
身長制限はなく、子どもを含む家族で利用できる。大きな落下を売りにするライドではなく、回転する車両に映像と音、匂いを重ね、レミーの目線で店内を逃げ回る感覚をつくった。
フランス館を約2倍へ拡張
場所はEPCOTのWorld Showcase。フランス館の拡張後の規模は従来の約2倍となり、ライドだけでなく街路と飲食店も整備した。
既存のフランス館から新しい区画へ向かう道は、セーヌ川沿いのパリの公園をイメージしている。路面はパリの公園や庭園で見られる砕いた花崗岩のように仕上げ、柵や鋳鉄製ベンチにはネズミの意匠を忍ばせた。
その先は「Allée des Marchands」。鋳鉄製の装飾アーケードを境に、現実のフランスを扱う区画から、映画に描かれたレミーのパリへ移る。奥の建物ほど色が強く、形も大きく誇張されている。
屋外にも映画の小道具を配置
ライド入口の近くには、帽子をかぶったレミーを載せた噴水がある。遠くに光るのはグストーの看板で、マンホールには、レミーが下水道を通ってパリへたどり着く場面にちなんだ意匠を入れた。
店先のワインボトルに描かれているのは、料理評論家アントン・イーゴだ。年号にも作品に関係する数字を使った。近くにはシェフ・スキナーのスクーターとコレットのバイクもあり、写真を撮れる場所として紹介された。
これらはフランス館の拡張区画を歩く間に見つける要素だ。映画との接点は入口前から始まり、来場者が建物へ着くまでの道を物語の導入として使った。
La Crêperie de Parisも同日開業
同じ区画では、レストラン「La Crêperie de Paris」も10月1日に開業した。利用方法は二つあり、テーブルサービスとクイックサービスの双方で、甘いクレープ、そば粉を使った食事系ガレット、フランス産ハードサイダーを提供した。
店舗の青い外観は、クレープで知られるフランス・ブルターニュ地方の建築を参照した。拡張したフランス館の飲食施設として、ライドと同じ日に加わった。
ライドとレストランはいずれも、同日に開くフランス館拡張の一部だった。映画のパリを歩き、アトラクションを体験し、フランス料理を味わうところまでを一つの区画にまとめた。
50周年初日にフランス館の新エリアが開業
開業日は50周年当日。Walt Disney World Resortでは、4つのテーマパークとリゾート各所を会場に記念企画を行い、光沢を使った「EARidescent」装飾も展開した。
この拡張では、ライドの建物だけを追加したのではない。既存のフランス館から続く街路、映画の細部を織り込んだ広場、クレープ店までを整備し、区画の広さを従来の約2倍にした。現実のフランスを紹介するWorld Showcaseの景色から、映画に登場するレミーのパリへ歩いて入る。その移り変わり自体が、ライドへ向かう物語の始まりになっていた。