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施設公開:

Sony Picturesがシカゴ近郊にWonderverseを開業へ

Sony Pictures初の自社運営型没入拠点「Wonderverse」の会場規模、体験設計、飲食と入場運用を公式情報で確認する。

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Wonderverse Chicagoの空間体験を抽象的に表現した編集部制作画像
画像:LBE Magazine編集部制作

Sony Pictures Entertainment(SPE)は2023年11月、米イリノイ州オークブルックに「Wonderverse」を開くと発表した。同社が初めて自ら運営する没入型エンターテインメント施設である。会場は商業施設Oakbrook Center。2024年1月9日のSony GroupのCES発表でも、同月に開業する施設として紹介された。

スクリーンの外へIPの世界を広げる45,000平方フィート

会場はOakbrook Centerの1階で、面積は45,000平方フィート(約4,180平方メートル)。体を動かすアトラクションと映像展示、テーマ飲食を組み合わせる。題材には『Uncharted』『Ghostbusters』『Jumanji』『Bad Boys』『Zombieland』など、Sony Picturesの映画やゲームを使う。

Sony GroupはCESで、LBEを「現実世界でIPを拡張する、触覚的で没入感のある物語体験」の領域として扱った。SPEはタイのColumbia Pictures Aquaverseを含む世界のLBEに取り組んでおり、Wonderverseはその中でもスタジオ初の自社運営拠点とされた。ライセンス供与先の施設ではなく、SPE自身が現地の体験とサービスを運営する点が、この発表の核にある。

IPごとに異なる参加形式を用意

WonderverseはIPに応じて参加方法を変えている。『UNCHARTED: THE PURSUIT』は、3つの脱出ルームで構成される。単独の部屋を選ぶことも、つながった物語として全室に挑むこともできる。

『GHOSTBUSTERS』では2種類のVRを用意する。「ARENA」はプロトンパックを装備して仲間とゴーストを捕獲する。「BLITZ」はECTOホバークラフトを操縦するレースだ。『JUMANJI』は盗まれた宝石を探すVR、『BAD BOYS』はレーシングシミュレーターとして展開する。『ZOMBIELAND』のバンパーカーでは、一台を「Patient Zero」に指定し、ほかの車が接触を避ける。

『Zombieland』のカーニバルを題材にしたアーケード「Pacific Playland」も設ける。「21 Jump Street」のポップアップバーは期間限定で営業すると案内された。乗り物、VR、脱出ゲーム、飲食を一つの施設内から選べる構成だ。

入場を開き、体験と飲食で滞在をつくる

発表時の運用では、Wonderverseへの入場は無料で、アトラクションは個別に有料とされた。空き枠が限られる場合があるため、事前チケット予約を勧めている。16歳未満は21歳以上の成人の同伴が必要で、21歳未満は19時以降に入場できず、20時からは成人限定の運用に切り替える。昼間のファミリー利用と夜間のバー利用を同じ会場で成立させるため、年齢・時間帯を明確に分けたルールである。

Commissary Barでは、Jane Danger氏が監修したカクテルや軽食を提供する。Commissary RestaurantはScott Donaldson氏が料理を手がけるフルサービス店だ。アトラクションを利用しない来場者も、入場料なしで飲食店を利用できる。

来場者数と収益は非公表

SPEは施設の来場者数、アトラクション別の料金、収益を公表していない。初の自社運営施設と説明しているものの、他地域への出店計画も発表時点では示していなかった。無料入場と個別課金、夜間の年齢制限を組み合わせた運用の実績は、公開資料から確認できない。