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ビジネス公開:

Unframed CollectionとTAICCA、台湾発VR作品5作を国際配給へ

Unframed CollectionとTAICCAが、台湾発のVR作品5作を選定。美術館や映画祭、教育施設などへの長期配給を進める。

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VRヘッドセットを装着し、手を差し出して作品を体験する人物
画像:Unframed Collection公式発表より(報道引用)

Unframed Collectionは2026年10月15日、台湾クリエイティブ・コンテンツ・エージェンシー(TAICCA)と実施した公募から、台湾発のVR作品5作を選定したと発表した。5作は台湾作品の特集枠として、Unframed Collectionの国際カタログに加わる。配給先として想定するのは、美術館、アートセンター、財団、映画祭、図書館、教育施設などだ。

両者は同年5月、台湾のアーティストとVRスタジオを対象に公募を開始した。今回の発表は選定結果と作品内容を示したもので、上映施設や導入時期、配給地域は明らかにしていない。

6DoF作品からVRダンスまで5作を選定

「Madame Pirate: Code of Conduct」は、19世紀の南シナ海と海賊・鄭一嫂を題材にしたインタラクティブ作品。4D Viewsによる実写のボリュメトリックキャプチャと2D・3Dアニメーションを組み合わせた6DoF VRで、Morgan OmmerとDan-Chi Huangが手がけた。

「Sosowon: The Season of the Flying Fish」は、台湾南東沖の蘭嶼を舞台に、少年と祖父、トビウオの物語を重ねる。Nina Barbierが監督し、タオ族の伝統や世代間の継承、海洋生態系を描く。

「The Awake」は、筋萎縮性側索硬化症(ALS)とともに暮らす人々の経験をもとにしたVRダンス作品。Hsieh Hsiao-WeiとHsieh Hsiao-Tingが、身体の動きによって感情や葛藤を表現する。InTW Studioが制作し、Funique VR Studioが共同制作に参加した。

「Home」は、聴力と運動能力が衰えた祖母を囲む家族の夏の午後を描く。監督はHsu Chih-Yen。Kaohsiung Film ArchiveとFunique VR Studioが共同制作に加わった。

「Sense of Nowhere」は、意識と無意識を題材にしたHsin Hsuan Yehの作品。道教、仏教、ユング心理学を参照し、現実と想像の境界が揺らぐ内面世界をVRで表す。

文化施設向けの国際カタログに台湾作品枠を設ける

5作は、ボリュメトリックキャプチャ、2D・3Dアニメーション、コンテンポラリーダンス、インタラクティブな物語、音響設計など、異なる制作手法を用いている。Unframed CollectionとTAICCAは、単発の映画祭出品にとどめず、文化プログラムや展覧会、国際イベントを通じて継続的な配給機会をつくる方針を示した。

Unframed Collectionは文化施設向けにVR作品を扱う配給プラットフォームで、作品カタログと導入支援を提供している。今回の提携では既存の国際ネットワークを販売先として活用する一方、個々の作品に対応する言語、必要機材、体験時間、会場の運営条件は公表していない。実際の導入規模は、上映施設や開催日程の発表後に確認する必要がある。