DisneylandがAvengers Campusの全容を発表、身体動作でウェブを放つライドを計画
新エリアの飲食、ショー、Spider-Manライドを一体で発表。腕の動きを認識する操作を家族向けアトラクションに採用した。
Disneyland Resortは2020年3月11日、Disney California Adventureに建設中の「Avengers Campus」の内容を発表した。Spider-Manを題材にしたライド、キャラクター演出、飲食、物販を一つの物語設定でつなぐ新エリアである。
腕の動きで画面へ介入する
「WEB SLINGERS: A Spider-Man Adventure」では、乗客の腕や手の動きをカメラで認識し、手首から仮想の糸を放つ操作に変換する。専用コントローラーを握らず、映画の登場人物と同じ身ぶりで画面内のSpider-Botsを捕まえる。
物語では、若い発明家を支援するWorldwide Engineering Brigade、通称WEBの施設を来場者が見学する。Peter Parkerが開発したSpider-Botsが増殖して制御できなくなり、乗客はSpider-Manと協力して回収する。腕を伸ばす動作をそのまま操作に使うため、ボタン配置の説明を覚える前から参加しやすい。
車両には複数人が乗り、画面内の標的をそれぞれ狙う。個人の得点を競いながら、同じ車両の合計点も積み上がる。映画の能力を鑑賞するだけで終わらせず、自分の身体動作と結果を結び付ける参加型ライドとして計画された。
エリア内には、Spider-Manが建物上空を飛ぶスタント、Doctor Strangeのショー、物語に沿った料理を出すPym Test Kitchenなども計画された。ライドの前後にも登場人物や設定との接点を置く構成だ。
Spider-Manの屋外演出では、Stuntronicsと呼ばれるスタントロボットが建物の上を飛び、人間の出演者による着地後の演技へつなぐ計画だった。来場者は決まった座席に座らず、エリアを歩いている最中にヒーローの行動へ出会う。通路や建物上部もショーの舞台として使う設計である。
Pym Test Kitchenは、映画に登場する粒子技術で食材の大きさを変えるという設定を料理に反映した。ショップ、飲食店、キャラクター演出を単なる付帯施設にせず、Avengersが人材を育てるキャンパスの各部門として扱った。
複数のヒーローが同じ場所で活動
発表ではBlack Panther、Black Widow、Captain America、Captain Marvel、Doctor Strange、Guardians of the Galaxy、Iron Man、Thorらとの遭遇を案内した。映画ごとに区切った展示ではなく、複数作品の登場人物が同じ時間と場所で活動するエリアとして構成している。
中心にはQuinjetを置き、その周囲でキャラクター演出を行う計画だった。大型造形が方向を示し、建物の用途や出演者の行動が物語を補う。個別アトラクションを回るだけでなく、エリア内に滞在して次の出来事を待つ楽しみを作っている。
発表日と実際の開業は分けて見る
当初は2020年7月18日の開業予定だったが、Disneyland Resortの休園により延期された。実際の開業は2021年6月4日である。
2020年の発表は、非接触のジェスチャー操作を大人数向けライドへ導入する具体像を示した。一方で、予定日は外部環境によって変更されており、計画時点の情報として扱う必要がある。