SANRIO Virtual Festival 2023、56組がVR空間でライブ
バーチャルピューロランドに56組の出演者が集まり、パレードや360度演出を展開しました。
サンリオとサンリオエンターテイメントは2023年1月23日、「SANRIO Virtual Festival 2023 in Sanrio Puroland」の開催結果を発表した。会期は1月13日から22日まで。2回目となる今回は、VRChat上のバーチャルサンリオピューロランドを舞台に、パレードやキャラクターとの交流、音楽ライブを展開した。
毎日上演したバーチャルパレード
初日の1月13日には、新ワールド「バーチャルピューロビレッジ」を公開した。ここでパレード「Musical Treasure Hunt」を会期中、毎日上演。進行に合わせて参加者の周囲の環境が次々と変わる、物理的な舞台では難しい演出を取り入れた。
参加者はアバターで会場に入り、現実のサンリオピューロランドでも使われているハート形の「ミラクルハートライト」を振った。好きな位置から写真を撮ることもできた。発表では参加者の感想を紹介しているが、パレードの視聴者数は公表していない。
グリーティングとラジオ体操もワールド内で実施
バーチャルピューロランドにはサンリオキャラクターも登場し、参加者とグリーティングを行った。2023年版で新たに加わったのが、早朝のラジオ体操だ。ライブを鑑賞するだけでなく、決まった時間に同じ場所へ集まり、キャラクターと一緒に体を動かす機会を設けた。
1月14日から20日には、複数のキャラクターが登場する体験型のミニライブも開催した。音楽フェスの2日間だけに催しを集中させず、10日間の会期を通じて参加理由を作っている。
56組が複数のステージに出演
音楽フェスは1月21日と22日に開催し、総勢56組が出演した。有料のB2ステージでは、スチャダラパーとポムポムプリンが共演。ヤバイTシャツ屋さんやSKY-HIの公演では、歌詞を空間に浮かべる演出を使った。
B3ステージにはAMOKA、因幡はねる、ミライアカリ、KMNZ、YSS、原因は自分にある。などが出演した。B4ではキヌやteam:beyond a bit with EstyOctoberが、ステージ周辺の空間まで使ってパフォーマンスを見せた。公演時間は17時から22時までで、B5フロアは24時まで開かれた。
主催はサンリオとサンリオエンターテイメント。企画制作には異次元TOKYO、Gugenka、メロディフェア、VRChatが参加した。現実のテーマパークを下敷きにしながら、各社が音楽、ワールド、演出を分担したイベントだった。
VRChatで再上演、映像配信も用意
B2・B3ステージの公演は、会期終了後の1月29日と30日にVRChat上で再上演された。発表時の価格は1日券9800円、2日券6800円。2日券の方が1日券より安いという案内になっているが、公式発表に記載された金額をそのまま示した。
同じ公演は配信サービスSPWNでもアーカイブを提供し、1日券4500円、2日券7000円と案内された。B4ステージはサンリオ公式YouTubeで視聴できた。VR空間へ入り直す再上演と、通常の映像配信を分け、視聴環境の異なるファンへ選択肢を設けている。
10日間の滞在理由をどう作ったか
2023年版の特徴は、二日間の音楽フェスだけで終わらず、パレード、グリーティング、ラジオ体操を会期中に配置したことだ。来場者が公演を見る時間と、キャラクターや他の参加者と同じ空間で過ごす時間を一つのワールドに重ねている。
一方、開催レポートには総参加者数、同時接続数、チケット販売数がない。56組という出演規模や演出内容は確認できるものの、前年から利用がどの程度増えたかまでは分からない。バーチャルテーマパークとしての成果を判断するには、参加状況を示す数字も必要だ。