Fever、天文データを歩いて巡るVR体験をマドリードで開幕
FeverとSmithsonian Astrophysical Observatoryが、実際の天文データを基に宇宙を歩いて巡る40分間のVR体験をマドリードで開幕した。
Feverは2026年10月1日、歩行型VR体験「Smithsonian Entre Estrellas: Una experiencia inmersiva」をマドリードで開幕すると発表した。Smithsonian Astrophysical Observatory(SAO)と共同開発した作品で、実際の天文研究データを基に宇宙を表現する。開幕日は10月2日。
会場はFever Immersive Center。体験全体の所要時間は約1時間で、このうちVRパートは40分間となる。対象年齢は10歳以上。
ハッブルやJWSTの観測対象を歩いて巡る
参加者はSAOのWhipple Observatoryから体験を始め、ハッブル宇宙望遠鏡、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡、チャンドラX線観測衛星が捉えた宇宙へ進む。数千の銀河や天の川、太陽、系外惑星、寿命を迎える恒星、超大質量ブラックホールの周辺などを巡る構成だ。
作品は映像を見るだけでなく、参加者が仮想空間を歩き、触れ、音を聞きながら天文現象に接する設計を採る。Feverによると、Smithsonian、SAO、Feverが複数年にわたり開発した。
科学データを文化体験へ転換
SAOは1890年設立の天体物理研究機関で、SmithsonianとHarvard College Observatoryが共同で運営するCenter for Astrophysicsの一部を構成する。今回の作品では、研究で得たデータを一般来場者向けの空間体験へ変換した。
Feverは文化分野のイマーシブ体験を各地で展開している。Smithsonian Entre Estrellasは、同社が運営する会場と集客基盤に、研究機関のデータと監修を組み合わせた事例となる。