動き出す浮世絵ミュージアム GINZA、8つの映像空間を備え2027年春開業
動き出す浮世絵展の初の常設施設が東京・銀座に開業する。300点超の浮世絵をもとに、映像、音響、香りで8つの空間を構成する。
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動き出す浮世絵展 実行委員会は2026年9月23日、常設施設「動き出す浮世絵ミュージアム GINZA」を2027年春に東京・銀座で開業すると発表した。常設での展開は初めてとなる。
もとになる「動き出す浮世絵展」は国内外11都市を巡回し、累計70万人超を集めた。
葛飾北斎や歌川国芳、歌川広重、喜多川歌麿、東洲斎写楽、歌川国貞らの作品300点以上を題材にする。3DCGアニメーション、プロジェクションマッピング、音響、香りを使い、8つのコンセプトに分けた立体映像空間を設ける計画だ。
「神奈川沖浪裏」や「赤富士」を空間全体へ投影
映像演出の題材には、葛飾北斎の「冨嶽三十六景」から「神奈川沖浪裏」や「凱風快晴(赤富士)」などを使う。壁面だけを見る映像展示ではなく、空間を包む投影と音響、香りを組み合わせるとしている。
館内ではデジタル作品に加え、江戸時代に刷られた実物の浮世絵と、明治時代以降に彫られた版木による復刻版も展示する。浮世絵の歴史や江戸文化、絵師についても解説する。対応言語は日本語、英語、中国語などを予定している。
ミュージアムショップと画廊を併設
施設には、老舗とのコラボレーション商品を扱うミュージアムショップを設ける。実物の浮世絵を展示・販売する画廊も併設する計画で、映像鑑賞、作品解説、実物資料、物販を一つの施設に集める。
主催者は館内全体で写真と動画の撮影を認める方針を示している。団体予約やMICE、貸切イベントにも対応する予定で、2026年9月の「ツーリズムEXPOジャパン2026」では旅行会社や学校などとの連携相談を受け付けた。
所在地、具体的な開業日、入場料金は発表時点で未公表。主催者は詳細を後日発表するとしている。