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施設公開:

秋葉原駅に「XR BASE」、巨大LEDとXR機器を無料で体験

NTT QONOQが秋葉原駅構内にショールームを設け、VR・AR・MRの体験機会を常設しました。

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秋葉原駅構内のXR BASE
画像:NTT QONOQ、JR東日本提供(公式発表より)

NTT QONOQは2023年3月30日、JR秋葉原駅構内に「XR BASE produced by NTT QONOQ」を開業した。同社が提供するVR、AR、MR、メタバースなどを実際に試せる初の常設ショールームである。入場は無料で、通常展示は予約せずに体験できた。

電気街改札の隣に65平方メートル

XR BASEは、秋葉原駅の電気街改札にある「みどりの窓口」の隣に設けられた。施設面積は65平方メートル。営業時間は午前10時から午後8時までで、機器の保守に伴う不定期休業がある。一部のイベントは午後8時以降にも開催し、その場合は事前抽選制とされた。

駅の改札に近いため、専用の大型施設へ出向かなくても、通勤、乗り換え、買い物の途中で立ち寄れる。無料・予約不要という条件も、ヘッドセットを持っていない人がXRへ触れる際の手続きを少なくした。

巨大LEDからMR機器まで展示

開業時には、巨大LEDを使うバーチャルライブを用意した。メタバースやデジタルツインは複数のデバイスから体験でき、XR機器を装着してMR技術を試すコンテンツも並んだ。映像資料によるサービス紹介に加え、機器を操作したときの視野や反応をその場で確かめられる。

展示サービスには、バーチャルライブ配信基盤「Matrix Stream」と音楽プロジェクト「Tacitly」が含まれた。仮想空間の「XR World」、街中でARを体験する「XR City」、メタバース基盤「DOOR」も紹介。MRを使う遠隔支援サービス「NTT XR Real Support」など、法人利用を想定した展示もあった。

運営側は展示するサービス、ソリューション、コンテンツを順次更新するとしていた。開業時のラインアップを固定せず、新サービスやイベントを紹介できる常設ショールームとして運営する方針だった。

個人と法人が同じ場所で試す

個人向けには、XRが日常の娯楽や生活に入ったときの利用場面を見せる。法人向けには、製造業や流通・小売りなどで業務に使うソリューションを紹介する。対象は異なるが、どちらも完成した映像を見るだけで終わらず、実機を通して体験できる点は共通していた。

開設の背景には、NTTドコモ、JR東日本、ジェイアール東日本企画が2022年3月に合意したXR分野の連携がある。その後、NTT QONOQとNTTコミュニケーションズも参加した。NTT QONOQはNTTドコモの100%子会社として2022年10月に事業を始め、メタバース、デジタルツイン、XRデバイスを三つの柱としている。

JR東日本は、秋葉原駅と街を再現した「Virtual AKIBA World」を2022年3月から運営していた。スマートフォンから入れる仮想空間で、NTTドコモの「XR World」と相互に移動できるリンクも計画された。駅構内のXR BASEは、こうしたオンラインサービスを実際の機器で紹介する場所にもなった。

XR BASEは、オンライン上の仮想空間と、秋葉原駅に実際に置く物理的な接点を併用する取り組みだった。日常的に人が行き交う駅で実機を試してもらい、展示内容を更新しながら、一般利用と業務利用の双方を紹介する常設拠点として始まった。