Harry Potter: Visions of Magicがブリュッセルで開幕
ブリュッセルで始まった「Harry Potter: Visions of Magic」の会場構成、チケット料金、ケルン公演からの巡回経緯を紹介する。
没入型アート体験「Harry Potter: Visions of Magic」が2024年7月26日、ベルギー・ブリュッセルで開幕した。会場はTour & Taxis。Warner Bros. Discovery Global Themed EntertainmentとNEONが制作した。Explorado GroupとExhibition Hubも参加している。2023年12月に始まったドイツ・ケルン公演に続く2都市目である。主催者によると、ケルン公演は全日程が完売した。
3,000平方メートルを使うインタラクティブ体験
会場面積は3,000平方メートル。来場者は「必要の部屋」、ニュート・スキャマンダーの魔法動物の空間、魔法省に着想を得た環境を順に巡る。建築的なセットに映像とオリジナル音源を組み合わせ、来場者の操作に応じて映像が変化する。
原作の物語を時系列で再現する展示ではない。Wizarding Worldに登場する場所を独立した環境として構成し、歩行と操作を通じて見せる体験だ。公式発表では、反応型映像と空間造作、音響を組み合わせた「インタラクティブ・アート体験」と位置付けている。
入場は日時指定制
開幕時の案内では、料金は4〜13歳が20.50ユーロから、14歳以上が26.50ユーロから。12歳以上を推奨年齢とし、家族・団体向けチケットのほか、シニアと学生向けの割引も用意された。チケットは指定した入場時間枠にのみ有効だった。
ブリュッセル公演は期間限定と案内された。自由な時間に入る形式ではなく、来場者は購入時に日時を選び、その枠に合わせてTour & Taxisを訪れる。
ケルン完売後、2都市目にブリュッセル
NEONの発表によれば、ケルン公演は数か月にわたって完売した。Ticketmaster GermanyとMUSE Creative Awardsから、合計10件の賞も受けたという。NEONの会長兼グループCEO、Ron Tan氏は、3社のパートナーとベルギー公演を届けるとコメントした。Explorado GroupのCEO、Andreas Waschk氏は、ケルンでの反響を受けて隣国ベルギーへ巡回したと説明している。
NEONは制作と巡回を担い、Warner Bros. Discovery Global Themed EntertainmentがIPを扱う。Explorado Groupは約30年にわたり、欧州で巡回展や集客施設を運営してきた。Exhibition Hubは2015年以降に120件を超える展覧会や没入型体験を制作し、世界で延べ1,200万人以上を集めたと発表している。
Exhibition Hubは、美術館や展示場だけでなく、商業施設、教会、歴史的建造物にも展示を組み込んできた。ブリュッセル公演でも、作品を制作・巡回する企業と欧州の展示運営会社が組み、Tour & Taxisの3,000平方メートルをWizarding Worldの空間へ作り替えた。