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体験・イベント公開:

PHIがLuxembourg City Film FestivalのVR Pavilionを制作

PHIが7年連続で担ったルクセンブルク映画祭VR Pavilionの10作品、会場運営、VR Dayを公式情報から報告。

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VRヘッドセットを着けた人物と開催日を配した2024年VR Pavilionの公式ビジュアル
画像:PHI/Film Fund Luxembourg 公式発表より(報道引用)

カナダ・モントリオールのPHIは2024年2月28日、Luxembourg City Film Festivalの「VR Pavilion」を7年連続で制作すると発表した。会場はルクセンブルク市の文化施設neimënster。VRとARの体験作品を集め、2月29日から3月17日まで無料公開した。PHIは作品選定から会場構成、来場者への案内、現地運営まで担った。

映画祭の中に設けた、7年目のXR会場

映画祭本体は2月29日から3月10日までだったが、VR Pavilionは3月17日まで開いた。前日のオープニングでは、当年の作品とルクセンブルクのVR施策を紹介した。運営主体はFilm Fund Luxembourg。PHI Montréalが協力し、neimënsterなどがパートナーとして参加した。

PHIは作品の選定、会場のシノグラフィー、文化的な媒介、オペレーションを担った。Film Fund Luxembourgの公式冊子も、PHIのクリエイティブ面、制作力、VR作品の展示ノウハウをこの年のパビリオンに活用したと記している。

約10か国から集めた10作品

プログラムは約10か国の10作品で構成された。競技部門の『Space Explorers: Spacewalkers』は、国際宇宙ステーション外での船外活動を扱う。『Noire』は米国の人種隔離、『Letters from Drancy』はフランスのホロコースト期を題材にした。『Floating with Spirits』では、メキシコのマサテカ先住民コミュニティーの世界を描く。

残る出品作は『Empereur』『Nous les barbares』『Over the Rainbow』『Errances』『Flow』『The Fury』。公式プログラムは、これらをベネチア、トライベッカ、ロカルノなどで紹介されたVR/AR作品群として案内した。宇宙、歴史、個人の記憶、演劇的表現など、異なる題材の作品が同じ会場で公開された。

無料・予約不要で開いた現地体験

会場はneimënster。入場は無料で、事前予約は不要とされた。平日は10時から、週末は11時から開場。閉場時刻は曜日により19時または20時だった。作品の対応言語はフランス語・英語、または英語のみと案内された。

ヘッドセットは、メーカーの条件により13歳未満には推奨しないと明記された。健康上の懸念がある場合は、事前に医師へ相談するよう案内している。VRによって乗り物酔いが起きる場合があるとの注意書きも掲載した。

専門家が集まるVR Dayも同時開催

2月29日には、第6回「VR Day」が同会場で開かれた。業界関係者とアーティストが、XR分野の動向やルクセンブルク内外での展望を議論した。進行はPHI MontréalのMyriam Achard氏と、Film Fund LuxembourgのGuy Daleiden氏が担った。

出展作の制作者に加え、VIVE Arts、Tribeca、Barbican Immersiveなどの関係者も登壇者に名を連ねた。「Meet the Artists」のほか、Unframed Collectionや欧州のクリエーター育成を扱うセッションが組まれた。

来場者数と作品別の待ち時間は非公表

公式資料には、会期中の来場者数と作品別の待ち時間、ヘッドセットの台数は記載されていない。各作品の所要時間は冊子に掲載されているため、来場者は作品を選ぶ際に確認できた。PHIは7年連続で制作を担ったが、翌年以降の契約については当時の発表に含まれていない。