← INDEX

ビジネス公開:

Ticketmaster、AI開発と本人確認・不正対策を強化 Ragie.aiチームも参加

Ticketmasterが技術、データサイエンス、製品部門の責任者を任命。Ragie.aiのチームを加え、会場や主催者向けを含むAIツール、本人確認、不正対策の開発を進める。

REVIEWED
Ticketmasterが発表した3人の責任者とRagie.aiのロゴを配した公式告知画像
画像:Ticketmaster公式発表より(報道引用)

Ticketmasterは2026年10月19日、ライブイベント向けの技術、データサイエンス、製品開発への投資拡大を発表した。技術、データサイエンス・機械学習、製品の各部門に責任者を任命し、AI基盤を手がけるスタートアップRagie.aiのチームも加える。AIツールの開発に加え、本人確認、アカウントやチケットへの不正アクセス対策を強化する。

技術・データ・製品部門に3人の責任者を任命

最高技術責任者(CTO)にはJim Freeman氏が就任した。同氏は、来場者や会場・主催者向けのAIエージェント型ツールを含む製品開発と、社内全体へのAI導入を指揮する。ボットなどによる不正行為への防御も担当する。

データサイエンス・機械学習担当の上級副社長にはRachel Smith氏を起用した。Ticketmasterでは初となる同職で、データサイエンスの専門組織を構築し、分析を製品開発や事業判断へ組み込む。

製品担当の上級副社長にはChuck Mortimore氏が就任した。担当領域は、本人確認、入場、信頼・安全だ。来場者がアカウントとチケットを安全に利用できる仕組みを整え、不正アクセスへの対策を進める。

Ragie.aiの検索・AI基盤技術を製品開発へ

TicketmasterはRagie.aiのチームを迎える。同チームが持つAI基盤と検索技術の知見を、製品開発や社内業務、来場者・取引先向けサービスへ生かす方針だ。発表ではRagie.aiの買収とは説明しておらず、取引条件や参加人数も明らかにしていない。

Ticketmasterによると、同社は35カ国以上で年間6億枚を超えるチケットを処理している。今回の発表は新しいチケット製品の提供開始ではなく、購入から入場までを支える技術開発と組織体制の強化を示すものだ。